教室における最近10年間の卵巣腫瘍について

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  • A report of ovarian tumors for 10 years in our clinic
  • キョウシツ ニ オケル サイキン 10ネンカン ノ ランソウ シュヨウ ニ ツイテ

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教室における10年間の卵巣腫瘍について臨床観察を行ない次の成績を得た.<br>1. 腫瘍の発現頻度は全外来婦人科疾患の0.75%, うち嚢胞性腫瘍76.2%, 充実性腫瘍23.8%であった. 2. 甲状腺腫, 未分化胚細胞腫の2例, 膀胱癌の浸潤を認めた類皮嚢胞腫の各症例について報告した. 3. 悪性腫瘍のうち5年以上の生存者は中間群の2例を認めるのみで, 予後の非常に悪いことを痛感した. 早期診断, 早期治療のため集検方式をとることが望まれる.

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