エアロゾル研究に求められるもの<br>—エアロゾル療法のデバイスについて—
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- 大越 俊夫
- 東邦大学医療センター大橋病院耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
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- SYMPOSIUM: “VERIFICATION OF THE EFFECTIVENESS OF AEROSOL THERAPY” SPECIAL COMMENT: “KEY ISSUES IN AEROSOL RESEARCH: THE DEVICES USED IN AEROSOL THERAPY”
説明
エアロゾル療法は多くの耳鼻咽喉科で行われている有効で安全な局所薬物療法である。どのようにして目的部位にエアロゾル化された薬剤を到達させるかが最大の課題である。<br>慢性副鼻腔炎に対するエアロゾル療法の有効性を高めるためにはエアロゾル発生装置であるネブライザー器具装置の性能, 仕様は重要である。エアロゾル気流動態, 粒子径, 加圧振動の付加などの観点からネブライザー機器について検証した。<br>具体的には以下のような点に留意しなければならない。<br>(1)鼻毛に邪魔されずエアロゾル粒子を鼻腔に運び, 層流を乱流にして中鼻道, 鼻腔粘膜表面にエアロゾル粒子を密接させる, (2)中鼻道に広く分布し, 副鼻腔自然口から入るための粒子径, (3)鼻腔, 副鼻腔の圧力の変化を大きくし副鼻腔への侵入をはかる, などが挙げられる。
収録刊行物
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- 耳鼻咽喉科展望
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耳鼻咽喉科展望 54 (Supplement1), s38-s42, 2011
耳鼻咽喉科展望会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204952779648
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- NII論文ID
- 130004546410
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- ISSN
- 18836429
- 03869687
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可