羽状ケイ藻 <I>Navicula pupula</I> Kütz.の分類学的検討 (1)
書誌事項
- タイトル別名
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- Taxonomical Studies on Pennate Diatom <I>Navicula pupula</I> Kütz. (1)
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説明
(1) リマ (ペルー) 産の約390個体を著者らの定法で研究を行った。<BR>(2) ケイ殻の外形は楕円形で, 両端部の突出するものから突出しないものまで連続する形で観察できた。突出する個体群はNavicula pupula var. pupulaで, 突出しない個体群はvar. ellipticaと同定できるが, 上の観察結果からvar. ellipticaは基本種のsynonymにすべきである。<BR>(3) ケイ殻の楕円形の個体にvar. baicalensis Skv. 1937がある。ケイ殻長と幅, 特にその比率から, この変種は認めるべきと考えられるが, var. baicalensis Skv. et Mayer 1928のanthonymであるので, このtaxonはvar. skvortzowiiと変更することを提案する。<BR>(4) Navicula pupula var. koreana Skv.は基本種のSynonymにすべきである。<BR>(5) 今回調査した個体群のケイ殻長は15~27μm, 幅6.5~10μm, 中央部横条線は10μm中16~22本である。この値は従来の記録と大差ない。
収録刊行物
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- 日本水処理生物学会誌
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日本水処理生物学会誌 22 (2), 17-22, 1986
日本水処理生物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204961491712
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- NII論文ID
- 130003700185
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- ISSN
- 18810438
- 09106758
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可