キトサン様バイオ凝集剤生産菌<i>Citrobacter freundii </i>IFO 13545株の凝集活性に及ぼす有機酸及びアミノ酸の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Organic Acids and Amino Acids on the Flocculation Activity of Chitosan-Like Bioflocculant-Producing <i>Citrobacter freundii </i>IFO 13545
- Effects of Organic Acids and Amino Acids on the Flocculation Activity of Chitosan-Like Bioflocculant-Producing Citrobacter freundii IFO 13545
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抄録
Citrobacter freundii IFO 13545株は、酢酸からキトサン様バイオ凝集剤を生産する。炭素源として、他の有機酸(クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、グリオキシル酸、コハク酸、オキサロ酢酸)が菌体の増殖及び凝集活性に及ぼす影響を検討したところ、本菌株はクエン酸、フマル酸、リンゴ酸、コハク酸、オキサロ酢酸を単一炭素源として増殖することができたが、その培養液に全く凝集活性は検出されなかった。また、グリオキシル酸は炭素源とはならなかった。10 g l-1の酢酸塩を含む基礎培地に、これらの有機酸をそれぞれ添加することにより、これら有機酸の補助炭素源として可能性を検討した。しかしながら、リンゴ酸以外の有機酸は全て1g l-1の基礎培地への添加で凝集活性に負の影響を与えた。また、アミノ酸の供給源として、凝集活性に及ぼすカザミノ酸の影響についても検討した。カザミノ酸は増殖を大幅に改善したが、予想外にも基礎培地中に1g l-1の濃度での添加で凝集活性を著しく抑制した。カザミノ酸に含まれるいずれの成分が凝集活性を抑制したかを明らかにするために、個々のアミノ酸の影響について検討を行った。その結果、バリン及びトリプトファンは10 mg l-1という低濃度での添加でも凝集活性を強く抑制することが分かった。さらに、バイオ凝集剤生産培地に適した複合有機栄養源を選択するために、イーストエキストラクト、ペプトン、トリプトンの凝集活性に与える影響についても検討を加えた。興味深いことに、イーストエキストラクト及びトリプトンは1g l-1の添加で凝集活性に負の影響を与えたが、ペプトンは同じ濃度でもほとんど影響を与えなかった。これらの結果は、ありきたりな有機酸やアミノ酸、複合有機栄養源が低濃度でもこの菌株の凝集活性に著しく影響を与え得ることを示唆している。
収録刊行物
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- 日本水処理生物学会誌
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日本水処理生物学会誌 50 (1), 23-31, 2014
日本水処理生物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204963209856
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- NII論文ID
- 130006471103
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- NII書誌ID
- AN00351126
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- ISSN
- 18810438
- 09106758
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- NDL書誌ID
- 025357810
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可