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- 山田 英恵
- 筑波大学人間総合科学研究科呼吸器病態医学分野 ひたちなか総合病院
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- 増子 裕典
- 筑波大学人間総合科学研究科呼吸器病態医学分野
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- 乾 年秀
- ひたちなか総合病院
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- 金澤 潤
- 筑波大学人間総合科学研究科呼吸器病態医学分野
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- 谷田貝 洋平
- 筑波大学人間総合科学研究科呼吸器病態医学分野
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- 坂本 透
- 筑波大学人間総合科学研究科呼吸器病態医学分野
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- 飯島 弘晃
- 筑波メディカルセンター
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- 今野 哲
- 北海道大学医学研究科呼吸器内科学分野
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- 清水 薫子
- 北海道大学医学研究科呼吸器内科学分野
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- 牧田 比呂仁
- 北海道大学医学研究科呼吸器内科学分野
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- 西村 正治
- 北海道大学医学研究科呼吸器内科学分野
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- 國分 二三男
- 昭和大学藤が丘病院
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- 斎藤 武文
- 茨城東病院
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- 遠藤 健夫
- 水戸医療センター
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- 二宮 浩樹
- 小張総合病院
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- 金子 教宏
- 亀田医療センター
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- 檜澤 伸之
- 筑波大学人間総合科学研究科呼吸器病態医学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- GENETIC INTERACTIONS BETWEEN <i>ADRB2</i> AND <i>PTGER4</i> ON RESPONSES TO SALMETEROL OR MONTELUKAST IN JAPANESE PATIENTS WITH MILD PERSISTENT ASTHMA
- ゼンソク カンジャ ニ オケル サルメテロール ト モンテルカスト ノ ユウコウセイ ノ サ ニ エイキョウ スル ロイコトリエン カンレン イデン インシ ノ ケントウ
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説明
<p>【背景・目的】我々の過去の検討において,中等症持続型喘息患者を対象に吸入ステロイド(ICS)に長時間作用性吸入β2刺激薬(LABA,サルメテロール)またはロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA,モンテルカスト)を追加投与したところ,LABAと比較してLTRAでより大きな気管支拡張効果が得られる患者群が存在し,LABAとLTRAとの薬剤反応性に大きな個体差が認められた.一方,β2受容体遺伝子(ADRB2)におけるGly16Arg多型とLABAとLTRAとの治療効果の差に関連はなかった.本研究ではロイコトリエン受容体遺伝子(CYSLTR1,CYSLTR2)及びプロスタグランジンE2受容体遺伝子(PTGER2,PTGER4)がLABAとLTRAとの治療効果の差に及ぼす遺伝的影響を検討した.</p><p>【方法】対象はADRB2 Gly16Arg遺伝子型がArg/ArgまたはGly/Glyの成人喘息患者(76名).ロイコトリエン受容体遺伝子(CYSLTR1,2)及びプロスタグランジンE2 受容体遺伝子(PTGER2,4)において,それぞれrs321029,rs912278,rs1254600,rs4133101の遺伝子型を決定.ICSにLABAまたはLTRAを16週間追加投与したことによるピークフロー(PF)の改善の差とこれらの遺伝子型との関連を検討した.さらに各ロイコトリエン関連遺伝子とADRB2 Gly16Argとの交互作用についても検討した.</p><p>【結果】PTGER4遺伝子はLABAとLTRAとによるPFの改善の差に有意に関連した(p=0.0032,rs4133101).さらに,PTGER4遺伝子とADRB2遺伝子との間に有意な交互作用が認められた(p=0.010).</p><p>【結語】PTGER4遺伝子は喘息患者において,ICSに追加投与したLABAとLTRAとの治療効果の差やADRB2 Arg16Gly多型の遺伝的効果に影響を与えている可能性がある.</p>
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 65 (9), 1201-1208, 2016
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204967580800
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- NII論文ID
- 130005285007
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- NII書誌ID
- AN00012583
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- NDL書誌ID
- 027746229
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- PubMed
- 27885204
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可