書誌事項
- タイトル別名
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- A STUDY OF FOOD-DEPENDENT EXERCISE-INDUCED ANAPHYLAXIS BY ANALYZING THE JAPANESE CASES REPORTED IN THE LITERATURE
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説明
food-dependent exercise-induced anaphylaxisの本邦報告例167例を集計し, その臨床的特徴の解析を行った. その結果, 1)本症は男性特に10歳代に好発する, 2)原因食物は小麦が最多で次いでエビであるが, 20歳未満の症例ではエビが最多となる, 3)原因食物に対する即時型アレルギー検査は大部分で陽性を示し, 基本的にI型アレルギーに基づく反応と考えられる, 4)約40%の症例でアトピー性疾患の既往ないし合併を認め, 両者間には関連性があると考えられる, 5)誘発試験にアスピリンを加えたすべての症例でアスピリンの関与が認められ, アスピリンは本症の増悪因子として作用している可能性がある, 6)本症の報告は年次毎に増加傾向を認めている, 7)学童の昼食後の昼休みないし5時間目の体育の授業中での発症例が17例(10.2%)ある等の特徴が認められ, これらの結果から特に学校関係者に対し本症に関する知識を啓蒙する必要があると考えられた.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 49 (11), 1066-1073, 2000
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204982074624
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- NII論文ID
- 110002426414
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- NII書誌ID
- AN00012583
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可