RECENT PROGRESS OF MAST CELL RESEARCH
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- Kitamura Yukihiko
- Developmental Research Laboratories, Shionogi & Co., Ltd.
Bibliographic Information
- Other Title
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- 肥満細胞 最近の研究の進歩
- ヒマン サイボウ サイキン ノ ケンキュウ ノ シンポ
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Description
肥満細胞の研究は大部分は即時型アレルギーのエフェクターとしての機能についてのものである. 少し目先を変えてこの総説では(1)肥満細胞の分化に関与する転写因子, (2)肥満細胞の腫瘍, (3)肥満細胞が関与する自然免疫について書く. 1. 肥満細胞の分化に関与する転写因子 肥満細胞は多分化能血液幹細胞の子孫である. 多分化能血液幹細胞の子孫のうち, 赤血球と血小板の分化にはGATA-1とGATA-2が関与し, マクロファージ, B細胞, 好中球の分化にはPU. 1が関与する. GATA転写因子とPU. 1は上記の細胞の分化に対しては拮抗的に働くが, 肥満細胞の分化にはGATA転写因子とPU. 1が協調的に働く点に特色がある. GATA転写因子とPU. 1が肥満細胞の分化に関与するのは比較的に初期の段階であるが, 我々が調べたmicrophthalmia転写因子(MITF)は肥満細胞の分化の後期に関与している. 我々はMITF遺伝子自身が転写されないためにMITFを欠損するマウスを, 肥満細胞を欠損するWBB6F_1-Kit^W/Kit^W-νマウスと同じ遺伝的背景で作成した.
Journal
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- Japanese Journal of Allergology
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Japanese Journal of Allergology 54 (2), 45-47, 2005
Japanese Society of Allergology
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204988591360
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- NII Article ID
- 110002435802
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- NII Book ID
- AN00012583
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- NDL BIB ID
- 7284984
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed