USE OF BIOLOGICAL AGENTS IN ADULT ASTHMA

  • Ohta Ken
    Division of Respiratory Medicine and Allergology, Department of Medicine, Teikyo University School of Medicine

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  • 2.成人喘息における生物学的製剤の使い方(VIII.アレルギー・免疫疾患の新規治療薬と治療法,専門医のためのアレルギー学講座)
  • 専門医のためのアレルギー学講座 8.アレルギー・免疫疾患の新規治療薬と治療法(2)成人喘息における生物学的製剤の使い方
  • センモンイ ノ タメ ノ アレルギーガク コウザ 8 アレルギー メンエキ シッカン ノ シンキ チリョウヤク ト チリョウホウ 2 セイジン ゼンソク ニ オケル セイブツガクテキ セイザイ ノ ツカイカタ

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Abstract

IgEは,マスト細胞とともにアレルギー性喘息で重要な役割を演じている.喘息の分子標的治療薬としては,生物学的製剤である抗IgE(omalizumab)が最初に認可された.そして抗IgE療法は,アレルギー性喘息を対象に有効性を示し,重症喘息への新しい治療法として適応が認められた.我が国の最新のガイドラインJGL2009では,最も強力な治療ステップ4に位置付けられ,通年性抗原に対するIgE抗体が陽性の難治性喘息(最重症持続型)に適応となる.現在開発中のヒト化抗IL-5抗体(mepolizumab)は,気道に好酸球増多を伴うステロイド依存性の喘息において,有効性を示している.また,IL-2受容体α鎖に対するヒト化抗体,IL-4とIL-13の受容体となるIL-4RαやIL-13を標的とするリコンビナント抗体,IL-5受容体に対するヒト化抗体(anti-IL-5Rα)でも臨床研究が進行している.

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