書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF ATOPIC DERMATITIS IN INFANT TREATED WITH CHINESE HERBAL MEDICINES AND NSAIDs OINTMENT, ACCOMPANIED BY WEIGHT LOSS, ELECTROLYTE DISTURBANCE AND HYPOPROTEINEMIA
- 症例報告 漢方薬と非ステロイド系消炎鎮痛外用剤による治療で体重減少,電解質異常,低蛋白血症をきたしたアトピー性皮膚炎の1乳児例
- ショウレイ ホウコク カンポウヤク ト ヒステロイドケイ ショウエン チンツウ ガイヨウザイ ニ ヨル チリョウ デ タイジュウ ゲンショウ,デンカイシツ イジョウ,テイタンパク ケツショウ オ キタシタ アトピーセイ ヒフエン ノ 1 ニュウジレイ
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説明
症例は4カ月女児.生後1カ月より湿疹が出現し,近医で小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう),NSAIDs外用剤による治療を受けていたが,皮疹の増悪,下痢,体重減少を認め当科に入院した.入院時血清Na126mEq/L, K7.3mEq/L, Alb3.0mg/dl, IgG15.3mg/dl.便中EDN,血清IL-18値が著明高値で,上記漢方薬のDLSTは陽性であった.漢方薬中止後に下痢は消失,ステロイド外用剤で皮疹は改善.母の食事制限なしに母乳で体重増加も回復し,検査所見も正常化した.外用剤の不適切な使用による皮膚症状の増悪に,漢方薬による修飾も加わり,電解質異常,低蛋白血症を来したものと考えられた.アトピー性皮膚炎の治療において,漢方薬は補助的治療薬と位置付けられるが,乳児への適応は慎重にされるべきである.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 62 (7), 827-832, 2013
一般社団法人 日本アレルギー学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205001125632
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- NII論文ID
- 110009635089
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- NII書誌ID
- AN00012583
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- NDL書誌ID
- 024838735
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可