書誌事項
- タイトル別名
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- SENSITIZATION TO LABORATORY ANIMAL ALLERGENS AMONG STUDENTS AND RESEARCHERS EXPOSED TO LABORATORY RODENTS IN HOKKAIDO UNIVERSITY
- ホッカイドウ ダイガク ニ オケル ドウブツ ジッケン ジッシシャ トウ ノ ジッケン ドウブツ エ ノ カンサ ジョウキョウ
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抄録
【目的】北海道大学で発生したマウス咬傷によるアナフィラキシー事例を踏まえ,アレルギー予防対策の構築を目的として,動物実験を実施する学生及び職員の動物アレルギーの感作状況を調査した.【方法】齧歯類等の取扱者で同意を得た555名を対象に問診票と実験動物5種に対する特異的IgE抗体と好酸球数測定によるアレルギー健診を実施した.【結果】特異的IgE抗体陽性率(陽性者数/取扱者数)は,マウス14.1% (62/441名),ラット17.9% (50/279名),ハムスター18.8% (6/32名),モルモット17.4% (4/23名),ウサギ11.3% (12/106名)であった.マウス取扱者においては,動物に接触した時に何らかのアレルギー症状が現れる場合は,抗マウスIgE抗体陽性率が有意に高いことも判明した(38.1% vs 8.8%, p<0.01).【結論】動物取扱者の感作状況を把握するために,特異的IgE抗体検査を含む健診を実施することが有用であることが示された.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 63 (8), 1132-1139, 2014
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205001991808
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- NII論文ID
- 110009841111
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- NII書誌ID
- AN00012583
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- NDL書誌ID
- 025800392
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可