Rat polymorphonuclear leucocyte chemotaxis elicited by Bacteroides gingivalis and Actinomyces viscosus.

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  • <I>Bacteroides gingivalis</I>および<I>Actinomyces viscosus</I>によるラット多形核白血球走化性について

Abstract

種々の濃度の細菌の全菌体および超音波破壊菌体によるラット多形核白血球 (以下PMNと略す) 走化性についてBoyden法の変法における細胞走化性試験用チャンバーを用いて測定した。供試菌としてBacteroides gingivalis ATCC 33277, Actinomyces viscesus ATCC 15987, Escherichia coliATCC 11775およびVeiiionella parvula ATCC 10790を用いた。A. viscesusの全菌体は, ある濃度までは濃度に伴いPMN走化活性が高くなったが, それ以上は一定ないし若干低下した。B. gingivalisの全菌体においても同様に濃度に伴い活性が高くなったが, 一定濃度以上になるとその活性は著るしく低下した。B. gingivalisの超音波破壊菌体でも同様の現象が認められた。一方, B. gingivalisと同様に内毒素を有する他のグラム陰性菌のV. parvulaおよびE. coliの全菌体は, B. gingivalisとは異なり高い菌濃度においてもPMN走化性の低下を示さなかった。すなわちB. gingivalisはPMN走化性に関してA. viscosus, E. coliおよびV. Parvulaとの比較において菌体濃度に依存してPMNの走化性を阻止することが明らかとなった。B. gingivalisの本性状は, 全菌体においても認められることから菌体表層物質が示すものと思われる。

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  • CRID
    1390001205004624896
  • NII Article ID
    130001315644
  • DOI
    10.5834/jdh.37.2
  • ISSN
    21897379
    00232831
  • Text Lang
    en
  • Data Source
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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