テフロン製装置を用いた微量フッ素拡散法

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タイトル別名
  • Modified Microdiffusion Method of Fluoride Analysis with a Teflon Vessel.

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試料の分解とフッ素の拡散を高温下で行なわせることにより, 分析時間の短縮とフッ素回収率の向上を計る目的で, テフロン製の密封型耐熱性拡散装置を考案した。この装置と種々の濃度の標準NaF溶液を用いて, フッ素の回収率と拡散温度及び拡散時間との相関を検討したところ, 温度の上昇に伴い拡散時間の短縮が可能となり, いずれのフッ素量 (0.1-100μg) においても120℃10分間の拡散で95-115%の回収率が得られた。また, 天然の試料においても無機質, 魚粉, えび殻, などに含まれるフッ素は120℃10分間の拡散でほとんど全て回収できたが, 茶粉末やKaleなど植物性試料では, 少なくとも120℃60分の拡散が必要とされた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205004712576
  • NII論文ID
    130001316420
  • DOI
    10.5834/jdh.42.239
  • ISSN
    21897379
    00232831
    http://id.crossref.org/issn/03005712
  • Web Site
    https://search.jamas.or.jp/link/ui/1993107587
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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