書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Transient Auditory Agnosia and Schizophrenia
- 症例報告 統合失調症にみられた一過性聴覚失認の1症例
- ショウレイ ホウコク トウゴウ シッチョウショウ ニ ミラレタ イッカセイ チョウカクシツニン ノ 1 ショウレイ
この論文をさがす
抄録
統合失調症にて通院加療中の30歳女性にみられた一過性の聴覚失認例を報告した.<br>主訴は「きこえが悪い」であったが, よく聴取すると, 「音は分かるが, 何を言っているか分からない」というものであった. 環境音とことばの判別もつかなかった. 純音聴力検査は正常であったが, 語音弁別検査は異常を示した. OAE, ABRには異常なかった. 病歴から祖父母の介護がストレスとなり, 発症したと思われた. 環境を変え, 抗不安薬の内服により, 語音弁別の異常は短期間で改善した. 本例の聴覚障害と統合失調症との関連について考察した.
収録刊行物
-
- 日本耳鼻咽喉科学会会報
-
日本耳鼻咽喉科学会会報 114 (3), 133-138, 2011
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205012235648
-
- NII論文ID
- 10029089821
-
- NII書誌ID
- AN00191551
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BC3MvmtFWgsA%3D%3D
-
- ISSN
- 18830854
- 00306622
-
- NDL書誌ID
- 11055611
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可