頸部胚中心進展性異形成の1例

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タイトル別名
  • A Case of Cervical Progressive Transformation of Germinal Center
  • 症例報告 頸部胚中心進展性異形成の1例
  • ショウレイ ホウコク ケイブハイチュウシン シンテンセイイケイセイ ノ 1レイ

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抄録

胚中心進展性異形成 (PTGC) は異常増大した胚中心を特徴とする原因不明のリンパ節症である. 耳鼻咽喉科からの報告例は少ない. 今回, 41歳男性の両側頸部リンパ節腫脹を主徴としたPTGC症例を経験したので報告する. 当初はリンパ節の細胞診で異型細胞はなく, 経過観察を行っていた. しかし, その後, 嗄声で再診した際にリンパ節増大を認めたので確定診断のために頸部リンパ節を摘出した. リンパ節はPTGCであった. 現在, 経過観察中で術後著変はない. 本症は, ホジキンリンパ腫と間違われやすい疾患なので耳鼻咽喉科医も熟知しておくべき疾患であると考えられた.

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