書誌事項
- タイトル別名
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- Intralabyrinthine Schwannoma Extending into the Round Window Niche and Internal Auditory Canal
- 症例報告 正円窓小窩,内耳道への進展を認めた迷路内神経鞘腫の1例
- ショウレイ ホウコク セイ マルマド ショウカ,ナイジドウ エ ノ シンテン オ ミトメタ メイロ ナイ シンケイ サヤ シュ ノ 1レイ
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説明
迷路内神経鞘腫 (intralabyrinthine schwannoma: ILS) は, 蝸牛神経, 前庭神経の末梢端から発生する内耳起源のまれな良性腫瘍である. 今回われわれは, 内耳から正円窓小窩, 内耳道へ進展したと考えられるILSの1例を報告する. 症例は47歳, 男性で, 36歳のときに突然の左難聴, 耳鳴を自覚し聾になった. 41歳のときに, 半年間に数回の回転性めまい発作を繰り返した. 46歳のときに左耳鳴が増強し, 造影MRIにてILSと診断された. 腫瘍の増大傾向を認めたため, 経迷路, 経外耳道的に腫瘍を全摘した. 片側性難聴やめまいを示す症例に対しては, 画像診断においてILSをも念頭においた診療が必要である.
収録刊行物
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- 日本耳鼻咽喉科学会会報
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日本耳鼻咽喉科学会会報 115 (7), 687-692, 2012
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205012514304
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- NII論文ID
- 130002144559
- 10030959299
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- NII書誌ID
- AN00191551
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC38botlaqsw%3D%3D
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- ISSN
- 18830854
- 00306622
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- NDL書誌ID
- 023910684
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- PubMed
- 22991855
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可