書誌事項
- タイトル別名
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- A Statistical Review of Vocal Fold Polyps
- セイタイ ポリープ ノ リンショウ トウケイ
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抄録
声帯ポリープ症例は手術的治療の適応とされているが,保存的治療により消失,縮小する例があることも知られている。今回われわれは,2001年1月から2008年12月の8年間に東京ボイスセンターを受診し,声帯ポリープの診断を受け,詳細な検討が可能であった565例について,性別・年齢,病悩期間,喫煙歴,ポリープの色調・大きさ,治療法,治療成績などについて検討した。従来の報告に比べ女性の症例が多く,20歳代と50歳代に二峰性のピークを認めた。433例に手術的加療が施行され,94%に良好な結果を得た。非手術例のうち,55例でポリープの消失が,29例で縮小が認められた。病悩期間の短い,比較的小さい声帯ポリープに対しては,保存的治療も選択肢として考慮され得る可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 日本気管食道科学会会報
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日本気管食道科学会会報 63 (4), 291-298, 2012
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205013624064
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- NII論文ID
- 130004470263
- 40019411411
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- NII書誌ID
- AN00187474
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- ISSN
- 18806848
- 00290645
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- NDL書誌ID
- 023938758
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可