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- 原渕 保明
- 旭川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Guideline for Acute Pharyngotonsillitis Proposed by Japan Stomato-Pharyngology Society
- ―診療ガイドライン作成に向けて―
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説明
急性咽頭・扁桃炎は日常診療において最も頻繁に遭遇する上気道感染症である。大部分は非ステロイド系消炎鎮痛剤と抗菌薬の投与によって数日~1週間程度で治癒するため, 急性咽頭・扁桃炎に対する明確なガイドラインは確立されていない。また欧米のガイドラインは家庭医を対象としたもので, 重症例については耳鼻咽喉科専門医に紹介することになっている。そこで, 日本口腔・咽頭科学会ガイドライン委員会では急性咽頭・扁桃炎を症状と局所所見からスコア化し重症度を定量的に判定し, その重症度に応じた治療選択することを提唱した。また, 反復性扁桃炎の扁摘基準としては, 本邦の医療事情, 患者のQOLやコンプライアンス, および医療経済学などを考慮したものを作成した。本稿では日本口腔・咽頭科学会ガイドライン委員会から提唱された急性咽頭・扁桃炎の診療ガイドライン (案) の一部を紹介した。
収録刊行物
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- 日本気管食道科学会会報
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日本気管食道科学会会報 56 (2), 187-193, 2005
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205013858176
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- NII論文ID
- 130004469734
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- ISSN
- 18806848
- 00290645
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可