輪状甲状間膜切開が誘因と考えられる遅発性声門下狭窄・気道軟骨炎の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Delayed Subglottic Stricture and Tracheal Cartilagitis Possibly Caused by Cricothyrotomy
  • 症例 輪状甲状間膜切開が誘因と考えられる遅発性声門下狭窄・気道軟骨炎の1例
  • ショウレイ リンジョウ コウジョウ カンマク セッカイ ガ ユウイン ト カンガエラレル チハツセイ セイモンカ キョウサク キドウ ナンコツエン ノ 1レイ

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説明

声門下狭窄は,気管切開や気管内挿管の合併症としての報告例が多い。しかし,近年ミニトラックTMなどの普及に伴い,輪状甲状間膜穿刺後の声門下狭窄例が報告されるようになってきた。今回,食道癌術後に挿入したミニトラックTMが原因と考えられる遅発性声門下狭窄をきたし,さらに気道軟骨炎による気道狭窄に進展した1例を経験した。一般的に輪状軟骨の損傷・気管粘膜への刺激・感染などが原因と考えられ,その予防には愛護的な挿入手技と,気道粘膜への刺激や感染のリスクを少なくするために早期抜去を心がける必要があると考えられた。

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参考文献 (15)*注記

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