声門下狭窄をきたした喉頭軟骨肉腫の1例

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タイトル別名
  • A Case of Laryngeal Chondrosarcoma Causing Subglottic Stenosis
  • 症例 声門下狭窄をきたした喉頭軟骨肉腫の1例
  • ショウレイ セイモン カ キョウサク オ キタシタ コウトウ ナンコツニクシュ ノ 1レイ

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抄録

<p>喉頭軟骨肉腫は喉頭悪性腫瘍の1%以下と稀であり,渉猟した限り本邦では40例の報告があるに過ぎない。今回われわれは喉頭軟骨肉腫の1例を経験したので報告する。症例は50歳の男性,1年前からの嗄声,喘鳴を認め近医内科で喘息として治療を受けていた。その後呼吸苦が出現し近医耳鼻科を受診し,声門下腫瘍疑いで当科を紹介受診した。組織学的検査の結果,喉頭軟骨肉腫と診断された。画像検査により輪状軟骨が1/2以上破壊された進行癌であることが判明し,喉頭温存は不可能と判断して喉頭全摘術を施行した。現在まで再発なく6年経過している。</p>

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参考文献 (11)*注記

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