書誌事項
- タイトル別名
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- Regeneration of Neuronal Cells
- ロウネン イガク ノ テンボウ シンケイ サイボウ ノ サイセイ
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抄録
神経幹細胞は自己複製能とニューロン・アストロサイト・オリゴデンドロサイトへの分化能を併せ持つ細胞である. この性質から, 脳卒中や神経変性疾患で失われた細胞を補充して, 治療に役立てられるのではないかと考えられている. 成体の中枢神経系でも海馬や嗅球などの特定の部位ではニューロンの新生が存続し, 成体にも神経幹細胞が存在することが明らかになった. 主に齧歯類を用いて, 胎児あるいは成体脳から得た神経幹細胞を成体脳に移植する研究が精力的に行われている. 最近ではヒトの胎児から得た神経幹細胞をクローン化したり, 手術で摘出された脳組織から神経幹細胞を同定することに成功し, ヒトの神経幹細胞についての研究もめざましい発展を遂げている. また, 成体中枢神経系では軸索損傷が起きても軸索の再伸展は抑制される. その機序は, 長い間不明であったが最近になり Nogo と呼ばれるタンパクが軸索伸展抑制因子として重要な働きをしていることが明らかになった. このような因子の作用を抑制できれば, 脊髄損傷などで起きた軸索損傷の新規の治療法開発も可能になると考えられる. このように, 神経細胞再生をターゲットにした研究は着実に進歩している. 本稿では, その現状と問題点について概説したい.
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 37 (10), 763-770, 2000
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205019730816
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- NII論文ID
- 10008488388
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 5549494
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 11215211
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可