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- 巨島 文子
- 京都第一赤十字病院神経内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Treatment of Dysphagia in Elderly Patients
- キョウイク コウエン コウレイシャ ゴエン ノ チリョウ
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抄録
高齢者では嚥下機能の予備能が低下するため, 感染症・手術などによる全身状態の悪化・絶食により嚥下障害が顕在化することがある. また, 嚥下障害をきたす原因となる疾患を合併することも多い. 脳梗塞に伴う嚥下障害は急性期を過ぎれば機能訓練・手術療法の適応となる. 経過中, 嚥下機能は徐々に改善するため, 肺炎等の呼吸器感染症を予防し, 良好な栄養状態で機能訓練を続ける. また, 延髄病変の有無で嚥下動態が異なるため, 球麻痺と偽性球麻痺に分類して嚥下障害の病態を理解する. 高齢者の嚥下障害は, その原因と嚥下動態を正確に把握し, それに適応した機能訓練を施行し, 誤嚥を予防することが重要である.
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 38 (5), 611-613, 2001
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205022337664
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- NII論文ID
- 10008507671
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 5922772
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 11605202
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可