書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between the swallowing function and the health-related QOL among community-dwelling dependent elderly persons
- ザイタク ヨウカイゴコウレイシャ ノ セッショク ・ エンカ キノウ ト ケンコウ カンレン QOL ト ノ カンレンセイ
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抄録
目的:本研究は,在宅要支援および要介護高齢者の摂食・嚥下機能の現状を明らかにし,健康関連QOLとの関連性を分析することを目的とした.方法:在宅要支援および要介護高齢者191名を対象に質問紙調査を行い,年齢,性別,要介護度,脳血管障害既往の有無,健康関連QOL,摂食・嚥下機能のデータを得た.健康関連QOLはSF-8を評価尺度とし,摂食・嚥下機能については地域高齢者誤嚥リスク評価指標(DRACE)を用いた.摂食・嚥下機能と健康関連QOLとの関連性はPearsonの相関係数およびステップワイズ重回帰分析を用いて解析した.結果:DRACEの平均スコアは4.29±3.81であった.Pearsonの相関係数では,摂食・嚥下機能はSF-8の下位領域である全体的健康感(GH),活力(VT),社会生活機能(SF),日常役割機能・精神(RE),心の健康(MH)の5領域とやや弱い相関関係を示した.さらに,交絡要因の調整のために重回帰分析を行ったが,社会生活機能(SF)と心の健康(MH)において有意な関連が認められた.結論:在宅要支援および要介護高齢者における摂食・嚥下機能は,社会生活機能や心の健康といった精神面での健康関連QOLの低下に関与する可能性が示唆された.<br>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 51 (3), 259-263, 2014
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205025132416
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- NII論文ID
- 130004485918
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC2cbgtFSnug%3D%3D
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- NDL書誌ID
- 025610013
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 24999201
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可