自己造血幹細胞移植におけるエトポシド大量投与の試み

書誌事項

タイトル別名
  • Dose Escalation Study of High Dose Etoposide in Autologous Hematopoietic Stem Cell Transplantation
  • —Dose Escalation Study—

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説明

第1再発以降の造血器悪性腫瘍8例(悪性リンパ腫6例,急性骨髄性白血病2例)および進行期の各種固形腫瘍9例に対し,大量エトポシドを含む移植前治療を行った後,自己造血幹細胞移植を行った。治療効果は,造血器悪性腫瘍群では3例の寛解期移植例は全例無治療で寛解を持続しているが,多剤耐性期群では評価可能4例中1例のみで寛解持続中である。悪性固形腫瘍群では腫瘍縮小効果は劇的であったが9例中2例が寛解持続中であるほかは,全体としては寛解持続期間が短い結果となった。VP 16の用量斬増による影響を検討したところ,用量制限毒性は口内炎であった。臨床効果に対する用量斬増の効果は明らかとならなかった。口内炎に対する評価から,安全投与量は45 mg/kg/72 hr持続投与,可能投与量は60 mg/kg/72 hr持続投与と考えられた。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 34 (7), 809-814, 1993

    一般社団法人 日本血液学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205027491456
  • NII論文ID
    130004500005
  • DOI
    10.11406/rinketsu.34.809
  • COI
    1:STN:280:DyaK3szmsl2jtA%3D%3D
  • ISSN
    18820824
    04851439
  • PubMed
    8103121
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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