再発・治療抵抗性リンパ系腫瘍に対するEPOCH療法の試み

  • 土橋 史明
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 薄井 紀子
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 小林 直
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 山崎 博之
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 浅井 治
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 矢野 真吾
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 加藤 明徳
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 渡辺 浩
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 長峰 守
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 香取 美津治
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 田嶼 尚子
    東京慈恵会医科大学内科学講座第3
  • 倉石 安庸
    東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科 東京慈恵会医科大学内科学講座第3

書誌事項

タイトル別名
  • EPOCH Therapy for Relapsed/Refractory Lymphoid Malignancies
  • サイハツ チリョウ テイコウセイ リンパケイ シュヨウ ニ タイスル EPOC

この論文をさがす

説明

再発・治療抵抗性となったリンパ系腫瘍に対して,doxorubicin (DOX), vincristine (VCR), etoposide (ETP)の持続点滴を含んだEPOCH療法を施行した。治療方法は,DOX 10 mg/m2, VCR 0.4 mg/m2をそれぞれ5日間持続点滴投与,ETP 50 mg/m2を4日間持続点滴投与,cyclophosphamide 750 mg/m2を6日目に点滴投与,prednisolone 60 mg/m2を7日間経口投与とした。治療成績は,完全寛解2例(non-Hodgkin's lymphoma: NHL症例1例,acute lymphocytic leukemia症例1例),部分寛解3例(NHL症例2例,adult T-cell leukemia lymphoma症例1例)であった。血液学的毒性およびその他の副作用はいずれも臨床的に管理可能であった。今後,治療成績の向上には,既存の薬剤の投与量および投与方法も十分に検討されるべきと考えられた。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 39 (4), 267-272, 1998

    一般社団法人 日本血液学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (18)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ