書誌事項

タイトル別名
  • Update on the use of FDG-PET/CT in malignant lymphoma
  • 悪性リンパ腫のPET/CT : 診断と効果判定のupdate
  • アクセイ リンパシュ ノ PET/CT : シンダン ト コウカ ハンテイ ノ update
  • ―診断と効果判定のupdate―

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説明

<p>本論文では,悪性リンパ腫の病期診断と効果判定に対する新規準であるLugano分類に則して,悪性リンパ腫におけるFDG-PET/CTの現状と問題点について述べる。Lugano分類では,FDGがよく集積する(FDG-avid)組織亜型に対してはFDG-PET/CTを標準的な検査とすると規定している。FDG-avidの組織亜型の定義も以前よりも拡大され,ほとんどの組織亜型がFDG-avidとされている。病期診断において,FDG集積亢進が認められれば,大きさや形態によらずリンパ腫病変と診断する。FDG集積病変は生検の至適標的病変にもなり得る。びまん性大細胞性B細胞性リンパ腫やホジキンリンパ腫では,FDG-PET/CTにて骨髄病変が指摘された場合の骨髄生検は不要とされている。FDG-PET/CTは治療効果判定のよい指標にもなり,その際は5 point scaleを用いて判定する。寛解が得られた場合には,経過観察のための定期画像検査は不要としている。治療中に実施されるinterim PETは,予後予測因子としての有用性が注目されており,層別化治療への応用が期待されている。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 57 (10), 2008-2012, 2016

    一般社団法人 日本血液学会

被引用文献 (1)*注記

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