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- 寺内 隆司
- がん研有明病院 核医学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Update on the use of FDG-PET/CT in malignant lymphoma
- 悪性リンパ腫のPET/CT : 診断と効果判定のupdate
- アクセイ リンパシュ ノ PET/CT : シンダン ト コウカ ハンテイ ノ update
- ―診断と効果判定のupdate―
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説明
<p>本論文では,悪性リンパ腫の病期診断と効果判定に対する新規準であるLugano分類に則して,悪性リンパ腫におけるFDG-PET/CTの現状と問題点について述べる。Lugano分類では,FDGがよく集積する(FDG-avid)組織亜型に対してはFDG-PET/CTを標準的な検査とすると規定している。FDG-avidの組織亜型の定義も以前よりも拡大され,ほとんどの組織亜型がFDG-avidとされている。病期診断において,FDG集積亢進が認められれば,大きさや形態によらずリンパ腫病変と診断する。FDG集積病変は生検の至適標的病変にもなり得る。びまん性大細胞性B細胞性リンパ腫やホジキンリンパ腫では,FDG-PET/CTにて骨髄病変が指摘された場合の骨髄生検は不要とされている。FDG-PET/CTは治療効果判定のよい指標にもなり,その際は5 point scaleを用いて判定する。寛解が得られた場合には,経過観察のための定期画像検査は不要としている。治療中に実施されるinterim PETは,予後予測因子としての有用性が注目されており,層別化治療への応用が期待されている。</p>
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 57 (10), 2008-2012, 2016
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205034504576
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- NII論文ID
- 130005250012
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 027672137
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- PubMed
- 27795508
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- PubMed
- CiNii Articles
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- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可