書誌事項

タイトル別名
  • Primary pleural of mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma
  • 症例報告 胸膜原発MALTリンパ腫
  • ショウレイ ホウコク キョウマク ゲンパツ MALT リンパシュ

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抄録

68歳の女性。労作時の息切れで近医受診し,胸部レントゲンで,右大量胸水を認め,胸水中のCA125が高値であったことから,卵巣癌が疑われ,当院産婦人科を紹介され入院した。胸部CT検査で,右胸水と背側胸膜に肥厚を認め,胸腔鏡下での胸膜生検で,CD20, CD79a陽性の小~中細胞のリンパ球の浸潤がみられ,MALTリンパ腫と診断した。R-CHOP療法にて胸水は消失した。胸膜原発のMALTリンパ腫は,極めて稀であるが,日本からの報告が比較的多い。また,CA125は,胸水や腹水などを伴う進行したリンパ腫で高値を示すことがあり,本例でも高値を呈し,治療とともに減少した。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 54 (5), 463-467, 2013

    一般社団法人 日本血液学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (14)*注記

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