書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of early statin treatment on inflammatory biomarkers and clinical deterioration in patients with acute ischemic stroke
- ノウコウソク キュウセイキ ノ スタチン トウヨ ガ マッショウケツ エンショウセイ サイトカイン ドウタイ ト キュウセイキ ノ シンコウ ゾウアク ニ アタエル エイキョウ
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抄録
発症48時間以内の脳梗塞患者146例を対象とした.このうち入院前からスタチンを服用中であったもの,あるいは入院時に脂質異常症をみとめたものに対しては,入院直後よりアトルバスタチン10mg/日の投与を開始し(Statin群,45例),これ以外の症例では入院2週間はスタチンの投与をおこなわなかった(Non-Statin群,101例).経時的にInterleukin(IL)-6,IL-10,IL-18,Matrix Metalloproteinase(MMP)-2,MMP-9,および高感度CRPを測定した.入院時の値を基にした第3,第7,第14病日のIL-6変化率は,Non-statin群では各々145%,174%,155%で,Statin群では173%,43%,40%であり,Statin群ではNon-statin群に比し第7,第14病日において有意に低下を示し,かつその交互作用は有意であった(group X time factor,p=0.047).発症14日以内に進行増悪を示したものの割合はNon-Statin群よりStatin群の方が少なかったが有意差はえられなかった(7.9% vs 20.2%,p=0.118).入院後14日以内に神経徴候の症候増悪率,退院時転帰には両群間で有意な差はみられなかった.我が国の常用量のアトルバスタチン(10mg/日)の脳梗塞発症48時間以内の投与開始は,急性期の血中IL-6の値を低下させうる.今後急性期の症候増悪や転帰に対する影響を検討する価値があり,IL-6値はその際検討すべきマーカーの一つとなるものと思われた.<br>
収録刊行物
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- 臨床神経学
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臨床神経学 51 (1), 6-13, 2011
日本神経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205036386688
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- NII論文ID
- 10027870380
- 130004504798
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- NII書誌ID
- AN00253207
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- ISSN
- 18820654
- 0009918X
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- NDL書誌ID
- 10963500
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可