Faciobrachial dystonic seizureで初発したくすぶり型の抗leucine-rich glioma-inactivated 1(LGI1)抗体陽性辺縁系脳炎の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of smoldering anti-leucine-rich glioma-inactivated 1 (LGI1) antibody-associated limbic encephalitis with faciobrachial dystonic seizure
  • 症例報告 Faciobrachial dystonic seizureで初発したくすぶり型の抗leucine-rich glioma-inactivated 1 (LGI1)抗体陽性辺縁系脳炎の1例
  • ショウレイ ホウコク Faciobrachial dystonic seizure デ ショハツ シタ クスブリ ガタ ノ コウleucine-rich glioma-inactivated 1 (LGI1)コウタイ ヨウセイ ヘンエンケイ ノウエン ノ 1レイ

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抄録

症例は59歳女性である.右きき,8ヵ月前より顔面・右上肢のジストニー発作,口部自動症からなる数秒間の部分発作が出現した.頻度が増加し,性格変化と近時記憶障害をともなった.頭部MRIは左扁桃体から左海馬のFLAIR高信号域を示した.同部位と両側基底核はFDG-PETで糖代謝亢進を示した.全身検索で悪性腫瘍はなかった.血清・髄液の抗leucinerich glioma-inactivated 1(LGI1)抗体陽性で,faciobrachial dystonic seizureをともなう抗LGI1抗体陽性辺縁系脳炎と診断した.カルバマゼピンで発作は抑制され,さらにステロイド療法で,画像所見,記憶障害は改善した.

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