Ph陽性急性リンパ性白血病に対する造血幹細胞移植

書誌事項

タイトル別名
  • Hematopoietic stem cell transplantation for Ph positive acute lymphoblastic leukemia
  • Ph ヨウセイ キュウセイ リンパセイ ハッケツビョウ ニ タイスル ゾウケツ カンサイボウ イショク

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説明

急性リンパ性白血病(ALL)の予後不良因子であるフィラデルフィア染色体(Ph)は化学療法のみでは予後が極めて不要であり,第一寛解期における同種造血幹細胞移植が標準治療として位置している。Ph+ALLに対する造血幹細胞移植の問題点は,移植後早期の非再発死亡とその後の再発といえるが,チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の登場によりPh+ALLの移植成績は確実に改善している。TKI時代のPh+ALLの治療成績をさらに向上するために,これまでに明らかになっている事実から,TKIの使用方法を明らかにし,微少残存病変(MRD)を背景にした個別化医療の構築を考察する。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 56 (3), 298-303, 2015

    一般社団法人 日本血液学会

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