単一施設における末梢性T細胞リンパ腫,非特定型の後方視的解析

書誌事項

タイトル別名
  • Peripheral T-cell lymphoma, not otherwise specified: a retrospective single-center analysis
  • 臨床研究 第5回日本血液学会関東甲信越地方会 奨励賞 単一施設における末梢性T細胞リンパ腫,非特定型の後方視的解析
  • リンショウ ケンキュウ ダイ5カイ ニホン ケツエキ ガッカイ カントウ コウシンエツチホウカイ ショウレイショウ タンイツ シセツ ニ オケル マッショウセイ Tサイボウ リンパシュ,ヒトクテイガタ ノ コウホウ シテキ カイセキ

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抄録

<p>1998年から2015年までに新潟大学医歯学総合病院血液内科で診断したPTCL, NOS 28例について臨床像,病理学的特徴,治療内容,予後を後方視的に解析した。性別は男性16例,女性12例で年齢中央値62.5(26~88)歳。IPIはHIが10例,Hが9例であり高リスク群が68%を占めていた。初回治療としてCHOPまたはTHP-COP療法が12例に行われ,第三世代化学療法が9例に行われた。予後の確認ができた26例の観察期間中央値30ヶ月(範囲1~164ヶ月)における2年OSは61%,2年PFSは44%であった。初回治療における効果がCRであった11例は5年OS 83%,5年PFS 75%であり,CRに至らなかった9例に比べ予後良好であった(p<0.005)。PTCL, NOSに対する新規薬剤を用いた治療法の開発が望まれる。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 58 (8), 905-911, 2017

    一般社団法人 日本血液学会

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