書誌事項
- タイトル別名
-
- Hemiparkinsonism due to a solitary infarction of the right external segment of the globus pallidus: a case report
- ウタンソウキュウ ガイセツ ニ ゲンキョク シタ ノウコウソク ハッショウ ゴ ニ ヘミパーキンソニズム オ テイシタ 1レイ
この論文をさがす
抄録
症例は76歳の女性である.3カ月前に不眠に対し抗うつ薬と睡眠薬を投与された.その際の頭部MRIで基底核病変はなかった.1カ月前から左手の振戦,動作緩慢,ふらつきが出現し,当科を初診した.頸部,左上下肢の筋固縮,左手の巧緻運動障害と動作時振戦,歩行時の左手の振りの減少をみとめた.MIBG心筋シンチグラフィの心/縦隔比は正常で,頭部MRIで右淡蒼球外節に脳梗塞をみとめた.薬剤性パーキンソニズムをうたがい被疑薬を中止したが,症状は不変であった.抗パーキンソン病薬への反応性も乏しく,症状の出現時期と脳梗塞発症時期が一致するため,同梗塞による左ヘミパーキンソニズムと診断した.同様の報告はまれで,貴重な症例と考え報告した.<br>
収録刊行物
-
- 臨床神経学
-
臨床神経学 51 (3), 215-218, 2011
日本神経学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205036805632
-
- NII論文ID
- 10031164000
-
- NII書誌ID
- AN00253207
-
- ISSN
- 18820654
- 0009918X
-
- NDL書誌ID
- 11038555
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可