がん検診を契機に発見された膣原発末梢性T細胞リンパ腫

書誌事項

タイトル別名
  • Primary peripheral T-cell lymphoma of the vagina incidentally found at cervical cancer screening
  • 症例報告 がん検診を契機に発見された膣原発末梢性T細胞リンパ腫
  • ショウレイ ホウコク ガン ケンシン オ ケイキ ニ ハッケン サレタ チツゲンパツ マッショウセイ Tサイボウ リンパシュ

この論文をさがす

説明

症例は50歳女性。婦人科がん検診で膣壁腫瘤を指摘され,当院を紹介された。造影CT・MRIで,膣壁は高度に肥厚し96 mmに達する腫瘤を形成していた。PET/CTでも同部位に一致して集積を認めたが,他部位には集積を認めなかった。経膣壁的腫瘤生検にて末梢性T細胞リンパ腫,非特定型(PTCL-NOS)と診断した。内視鏡検査では膀胱,直腸への浸潤は確認されなかったが,MRIでは直腸壁への浸潤が示唆された。Biweekly THP-COP療法6コース施行後病変は消失し,局所放射線照射(39.6 Gy)が追加された。膣原発のPTCL-NOSは稀であり報告する。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 57 (1), 20-24, 2016

    一般社団法人 日本血液学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ