インターフェロンα治療中に発症し,脳に長大な錐体路病変をみとめたNMO(neuromyelitis optica)spectrum disorderの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of NMO (neuromyelitis optica) spectum disorder triggered by interferon alpha, which involved extensive pyramidal tract lesion of the brain
  • 症例報告 インターフェロンα治療中に発症し,脳に長大な錐体路病変をみとめたNMO (neuromyelitis optica) spectrum disorderの1例
  • ショウレイ ホウコク インターフェロンaチリョウ チュウ ニ ハッショウ シ,ノウ ニ チョウダイ ナ スイタイロ ビョウヘン オ ミトメタ NMO (neuromyelitis optica) spectrum disorder ノ 1レイ
  • Case of NMO (neuromyelitis optica) spectum disorder triggered by interferon alpha, which involved extensive pyramidal tract lesion of the brain

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説明

症例は65歳の女性である.C型慢性肝炎に対するペグインターフェロンα(PEG-IFNα)/リバビリン併用療法中に視神経炎を発症し,MRIで脳梁や白質に病変をみとめ,抗アクアポリン4抗体陽性でNMO spectrum disorder(NMOSD)と診断した.PEG-IFNαの中止とステロイドパルス療法で視神経炎は改善したが,1カ月後に構音障害と左片麻痺が出現し,MRIで右放線冠から大脳脚にいたる錐体路病変をみとめた.本症例は,長大な錐体路病変がNMOSDの関連病変の一つであることと,IFNβとともにType I IFNに属するIFNαがNMOSDの発症または増悪因子として働く可能性を示した貴重な症例である.<br>

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参考文献 (19)*注記

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