首下がりで発症した原発性副甲状腺機能亢進症性ミオパチーの1例

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タイトル別名
  • Dropped head syndrome as first manifestation of primary hyperparathyroid myopathy

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説明

<p>症例は75歳女性.約6カ月で進行する首下がり精査のため入院した.頸部筋力はMMT 3レベル,四肢近位筋MMT 4レベルの筋力低下を認めた.針筋電図で低振幅短持続のMUPを認め筋原性変化であった.三角筋の筋生検は異常なし.血清Ca 11.8 mg/dl,P 2.3 mg/dl,intact PTH 104 pg/mlと副甲状腺機能亢進症の所見であった.画像検査で副甲状腺腫を認め,原発性副甲状腺機能亢進症性ミオパチーと診断し腺腫摘出術後に症状は速やかに改善した.首下がりが初発症状となる原発性副甲状腺機能亢進症性ミオパチーは稀であるが根治可能であり見逃さずに治療しなければならない.</p>

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