Immunochromatography AssayによるHBs抗体の検出-PHA法との比較

DOI PubMed オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Immunochromatography Assay Technique for Detection of Antibody to Hepatitis B Surface Antigen (HBsAg)

この論文をさがす

説明

最近開発されたHBs抗体の測定法としては初めてのImmunochromatography Assayを利用したダイナスクリーン・オーサブ (ダイナボット社) と従来のPHA法 (セロディアーアンティHBs, 富士レビオ社) とを比較検討した.<BR>HBワクチン接種例, 一般住民, 自己免疫疾患患者および急性B型肝炎患者を含む合計493検体のHBs抗体は, ダイナスクリーンが154検体 (31.2%), PHA法が145検体 (29.4%) に検出された.ダイナスクリーンとPHA法との一致率は98.2%であった.両方ともに陽性が145検体 (29.4%), 本法のみ陽性が9検体 (1.8%), 両法ともに陰1生が339検体 (68.8%) であり, PHA法のみ陽性例はなかった.ダイナスクリーンのHBs抗体価とIMxの抗体価 (mlU/ml) とはほぼ直線的傾向がみられた.<BR>本法は従来のPHA法に比べて操作も簡単で反応時間も15分と短時間であった.<BR>以上の成績から, 本法はPHA法よりも感度がよく, 操作も簡便で測定時間も短く有用な検査方法と考えられた.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 69 (3), 297-302, 1995

    一般社団法人 日本感染症学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205044413568
  • NII論文ID
    130004112496
  • DOI
    10.11150/kansenshogakuzasshi1970.69.297
  • ISSN
    1884569X
    03875911
  • PubMed
    7745307
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • PubMed
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ