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- 烏谷 竜哉
- 愛媛県立衛生環境研究所
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- 黒木 俊郎
- 神奈川県衛生研究所
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- 大谷 勝実
- 山形県衛生研究所
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- 山口 誠一
- 山形県村山保健所(元)
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- 佐々木 美江
- 宮城県保健環境研究所
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- 齊藤 志保子
- 秋田県衛生科学研究所
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- 藤田 雅弘
- 群馬県衛生環境研究所
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- 杉山 寛治
- 静岡県環境衛生科学研究所
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- 中嶋 洋
- 岡山県環境保健センター
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- 村上 光一
- 福岡県保健環境研究所
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- 田栗 利紹
- 長崎県環境保健研究センター
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- 藏元 強
- 鹿児島県環境保健センター(現鹿児島県伊集院保健所)
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- 倉 文明
- 国立感染症研究所細菌第一部
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- 八木田 健司
- 国立感染症研究所寄生動物部
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- 泉山 信司
- 国立感染症研究所寄生動物部
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- 前川 純子
- 国立感染症研究所細菌第一部
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- 山崎 利雄
- 国立感染症研究所バイオセーフティ管理室
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- 縣 邦雄
- アクアス(株)つくば総合研究所
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- 井上 博雄
- 愛媛県立衛生環境研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- <i>Legionella </i>Contamination Risk Factors in Non-circulating Hot Spring Water
- カケナガシシキ オンセン ニ オケル レジオネラゾクキン オセン ト リスク インシ
- Legionella contamination risk factors in non-circulating hot spring water
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説明
2005 年6 月~2006 年12 月の期間,全国の循環系を持たない掛け流し式温泉182 施設を対象に,レジオネラ属菌等の病原微生物汚染調査を行い,29.5%(119/403)の試料からレジオネラ属菌を検出した.採取地点別の検出率は浴槽が39.4%と最も高く,貯湯槽23.8%,湯口22.3%,源泉8.3%と続いた.陽性試料の平均菌数(幾何平均値)は66CFU/100mL で,採取地点による有意差は認められなかったが,菌数の最高値は源泉,貯湯槽,湯口でそれぞれ180,670,4,000CFU/100mL と増加し,浴槽では6,800CFU/100mL に達した.陽性試料の84.7%からLegionella pneumophila が分離され,血清群(SG)別ではSG 1,5,6 がそれぞれ22,21,22%と同程度の検出率であった.レジオネラ属菌の汚染に関与する構造設備及び保守管理の特徴を明らかにするため,浴槽と湯口上流側とに分けて,多重ロジスティック回帰分析を行った.浴槽での汚染リスクは,湯口水がレジオネラに汚染されている場合(OR=6.98,95%CI=2.14~22.8)及び浴槽容量が5m3 以上の場合(OR=2.74,95%CI=1.28~5.89)に高く,pH 6.0未満(OR=0.12,95%CI=0.02~0.63)では低下した.同様に,湯口上流ではpH 6.0未満(OR=0.06,95%CI=0.01~0.48)及び55℃以上(OR=0.10,95%CI=0.01~0.77)でレジオネラ汚染を抑制した.レジオネラ属菌以外の病原微生物として抗酸菌,大腸菌,緑膿菌及び黄色ブドウ球菌を検査し,汚染の実態を明らかにした.
収録刊行物
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- 感染症学雑誌
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感染症学雑誌 83 (1), 36-44, 2009
一般社団法人 日本感染症学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205048809984
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- NII論文ID
- 10024803308
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- NII書誌ID
- AN00047715
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- ISSN
- 1884569X
- 03875911
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- NDL書誌ID
- 9803573
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- PubMed
- 19227223
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可