下水におけるコクサッキーB群ウイルスの疫学的観察

書誌事項

タイトル別名
  • Epidemiological Observation of Coxsackieviruses Group B in Sewage
  • 下水におけるコクサッキーB群ウイルスの疫学的観察〔英文〕
  • ゲスイ ニ オケル コクサッキーBグン ウイルス ノ エキガクテキ カンサツ

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説明

1982年1月から1987年3月までの間, 下水からのコクサッキーB群ウイルスの分離状況をみると, 毎年長期間しかも連続的に分離されるウイルスが異なっていた. すなわち1982年では3型, 1983年では4型, 1984年では2, 4および5型, 1985年では3型そして1986年では4型となっている. これらのウイルスは1-4歳を中心に大きな流行を起こしていた. またこの期間内に前駆波を6回観察し, その内容は主に単発的にウイルスが, 分離されたことである.<BR>流行ウイルスの周期性をみると, 3と4型は2-3年の周期で, それ以上の周期のものは1, 2および5型と思われた. また流行の始まりおよび終息を把握しようとすれば, 年間を通した調査が必要であろう. 細胞の感受性ではHEp-2細胞が最も良かった.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 63 (9), 1007-1012, 1989

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (1)*注記

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