Counting immunoassay法による抗HIV-1/2抗体全血測定の基礎的検討

  • 蜂谷 敦子
    国立国際医療センターエイズ治療研究開発センター 熊本大学エイズ学研究センターウイルス制御分野
  • 末武 和泉
    シスメックス株式会社
  • 角田 浩一
    シスメックス株式会社
  • 岡 慎一
    国立国際医療センターエイズ治療研究開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of an Anti-HIV-1/2 Antibodies Detection Kit Based on Counting Immunoassay in Whole Blood
  • Counting immunoassayホウ ニ ヨル コウHIV 2ブンノ1 コウタイ ゼンケツ ソクテイ ノ キソテキ ケントウ

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抄録

Counting immunoassay (CIA) 法を測定原理とする免疫凝集測定装置「PAMIA-40i」を用い, 新たに全血検体の測定が可能となった抗HIV-1/2抗体検出試薬の性能評価を行った.本試薬は, 検討したHIV-1グループMのサブタイプA~G, B/D, グループ0, HIV-2すべてを検出することが出来た.感染経時パネル血清を用いた検討では, イムノクロマトグラフィー法と比べ, 4~7日window periodが短縮された.また本邦で採取された抗HIV抗体陽性検体70検体, 陰性90検体を用いた検討では検出感度, 特異性ともに100%であった.全血測定により本法の測定時間が短縮し, また自動分析装置を用いることで多量の検体を同時に処理することが出来た.機器によるラテックス粒子計測をするため, 弱陽性検体を確実に検出できた.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 82 (5), 445-450, 2008

    一般社団法人 日本感染症学会

参考文献 (7)*注記

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