ツツガムシ病患者における末梢血リンパ球subpopulationの検討

書誌事項

タイトル別名
  • Lymphocyte Subpopulations of Peripheral Blood in Tsutsugamushi Disease
  • ツツガムシ病患者における末梢血リンパ球subpopulationの検討〔英文〕
  • ツツガムシビョウ カンジャ ニ オケル マッショウケツ リンパキュウ subp

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抄録

ツツガムシ病患者8例について末梢血リンパ球subpopulationおよび血清免疫グロブリン値を検索した.8例中7例において, 初診時と回復期の間で4倍以上のリケッチアツッガムシに対する特異的抗体価 (IgGおよびIgM) の上昇を認めた.1例においては特異的抗体価の4倍以上の上昇はみられなかったが, IgM抗体価が診断的に有意な上昇を認めた.末梢血におけるCD8とCD2陽性リンパ球の比率は, ツツガムシ病の回復期より治療前の方が有意に高かった.末梢血のCD4/CD8比は治療前が回復期に比し有意に低値を示した.回復期患者の血清IgGおよびIgM値は, 治療前値よりそれぞれ有意に高かった.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 63 (5), 451-456, 1989

    一般社団法人 日本感染症学会

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