新ピリドンカルボン酸系薬剤Norfloxacin, Ofloxacin, EnoxacinおよびCiprofloxacinのコレラ菌に対する試験管内抗菌力

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タイトル別名
  • In vitro Antibacterial Activity of New Derivatives of Pyridonecarboxylic Acid, Norfloxacin, Ofloxacin, Enoxacin and Ciprofloxacin, Against <I>Vibrio cholerae</I> O-1
  • シン ピリドンカルボンサンケイ ヤクザイ Norfloxacin Ofloxa
  • In vitro Antibacterial Activity of New Derivatives of Pyridonecarboxylic Acid, Norfloxacin, Ofloxacin, Enoxacin and Ciprofloxacin, Against Vibrio cholerae O-1

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抄録

新ピリドンカルボン酸系薬剤であるNorfloxacin (NFLX), Ofloxacin (OFLX), Enoxacin (ENX) およびCiprofloxacin (CPFX) のコレラ菌に対する最小発育阻止濃度 (MIC) を測定し, NA, CP, TC, SM, KM, AP, ST各薬剤と比較した. NA, CP, TC, SM, KM, AP, STいずれにも感受性のグループ177株, これらの薬剤に多剤あるいは単剤耐性を示す耐性グループ76株の計253株について検討した結果, 両グループの株とも, 分離年, 分離国, 由来, 血清型による差もなく, これら4種類の薬剤により極めて低い濃度で発育を阻止された. これらのMIC域は, NFLXおよびOFLXで0.10～≦0.013μg/ml, ENXで0.20～0.025μg/ml, CPFXで0.025～≦0.013で, 従来臨床的によく使用されている同系薬剤であるNAや, コレラの治療に使用されてきたTCより低い範囲であった.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 61 (3), 292-296, 1987

    一般社団法人 日本感染症学会

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