尿流量測定の新しいパラメーターによる解析法について成人男子での検討

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  • AN ANALYSIS OF UROFLOWMETRY BY NEW PARAMETER IN ADULT MALES

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尿流量測定の新しいパラメーターを考案し, 正常値を決定した. 153回の正常排尿と60回の閉塞性排尿を分析した. 153回の正常排尿は28人のボランティアの尿流量測定70回及び前立腺肥大症術後78人の83回より, 60回の閉塞性排尿は前立腺肥大症術前55人より得られた.<br>Shiroky の示したノモグラムの下限の曲線を対数曲線にみたて, 排尿量の自然対数と平均尿流量率をプロットした. これにより正常群と排尿困難群に分ける直線が引ける. この直線はY=1.81(X-2.2) であった. 次に任意の排尿における点と (2.2,0) を結ぶ直線の傾きを求め, この傾きの値の大小で正常値が決定できると考えた. この傾きを排尿係数とすると, 排尿係数=平均尿流量率/(排尿量の対数-2.2) で示され, 正常は1.84以上, 境界域は1.81~1.84であった.

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