糖尿病に合併した陰茎壊死の1例

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  • A CASE OF PENILE NECROSIS IN A PATIENT WITH DIABETES MELLITUS

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説明

症例は63歳, 男性. 1967年より糖尿病を指摘され, 1983年6月より糖尿病性腎症, 慢性腎不全のため血液透析を開始, このときすでに神経症, 網膜症を伴っていた. 1990年6月中旬より亀頭部痛出現し, 3ヵ月後には亀頭全体が黒くミイラ状に変性し, 壊死に陥ったため1990年10月9日, 陰茎部分切断術を施行した. 病理組織学的所見では糖尿病による血管病変を主体とする内腔閉塞, 血栓形成等が広汎に認められた. 陰茎壊死を合併した糖尿病症例の報告は極めて少なく, 本症例は本邦では2例目, 欧米を含めても5例目に相当する.

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被引用文献 (6)*注記

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