放射線性出血性膀胱炎にプレドニゾロンが有効であった1例

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タイトル別名
  • A CASE OF PREDNISOLONE THERAPY FOR RADIATION-INDUCED HEMORRHAGIC CYSTITIS
  • 症例報告 放射線性出血性膀胱炎にプレドニゾロンが有効であった1例
  • ショウレイ ホウコク ホウシャセンセイ シュッケツセイ ボウコウエン ニ プレドニゾロン ガ ユウコウ デ アッタ 1レイ

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抄録

骨盤内悪性腫瘍に対する放射線照射に起因する放射線性出血性膀胱炎はしばしば難治性であり,これまでのところ決定的な治療法が確立されていないのが現状である.今回われわれは他の保存的治療が無効であった1例の放射線性出血性膀胱炎にプレドニゾロンの経口投与による止血を試み,良好な成績を得た.プレドニゾロン10mg/日を約7週間投与し投与量を漸減したが,投与から約2週間で肉眼的血尿が消失した.プレドニゾロン投与による副作用は認められなかった.以上の経験からプレドニゾロンの経口投与は高圧酸素治療や経尿道的電気凝固術を含む放射線性出血性膀胱炎の一般的な治療法が無効の場合に試みてよい治療法と思われた.<br>

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