腎細胞癌,腎血管筋脂肪腫に合併した副腎Solitary fibrous tumorの1例

書誌事項

タイトル別名
  • SOLITARY FIBROUS TUMOR OF THE ADRENAL GLAND WITH RENAL CELL CARCINOMA AND ANGIOMYOLIPOMA AT THE SAME TIME; A CASE REPORT
  • 症例報告 腎細胞癌,腎血管筋脂肪腫に合併した副腎Solitary fibrous tumorの1例
  • ショウレイ ホウコク ジンサイボウガン,ジンケッカンキン シボウ シュ ニ ガッペイ シタ フクジン Solitary fibrous tumor ノ 1レイ

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説明

Solitary fibrous tumor(SFT)は,胸膜から発生する軟部腫瘍の一種とされてきたが,後腹膜領域では,まれとされる.われわれは,腎細胞癌,腎血管筋脂肪腫に合併した副腎Solitary fibrous tumorの1例を経験したので報告する.48歳女性.左腎血管筋脂肪腫の精査目的に当院受診.当院のCTにて左副腎に25×20 mm大の腫瘍を認めた.副腎腫瘍はnonfunctioning tumorであったため,当科外来で経過観察されていた.4年経過後,左副腎腫瘍は42×30 mmと増大,左腎細胞癌も新たに認めた.腎細胞癌,腎血管筋脂肪腫の左腎部分切除とともに,左副腎腫瘍を摘出した.病理結果は副腎SFTと腎細胞癌clear cell carcinomaと腎血管筋脂肪腫であった.今回,副腎領域のSFTの病理学的特徴や発生頻度をまとめて紹介する.

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参考文献 (25)*注記

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