書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF JUXTAGLOMERULAR CELL TUMOR (RENINOMA) TREATED WITH LAPAROSCOPIC PARTIAL NEPHRECTOMY
- 症例報告 腹腔鏡下腎部分切除術を施行した傍糸球体細胞腫(レニノーマ)の1例
- ショウレイ ホウコク フククウキョウ カジンブブン セツジョジュツ オ シコウ シタ ボウ シキュウ タイサイボウ シュ(レニノーマ)ノ 1レイ
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説明
傍糸球体細胞腫により二次性高血圧を来し,腹腔鏡下腎部分切除術により治癒した症例を経験したので報告する.症例は22歳,男性.学校検診で高血圧を指摘され近医受診,精査にてレニン高値,左腎腫瘍を認め当科紹介受診した.CTにて左腎上極に17 mmの腫瘤を認め,カプトプリル負荷試験でレニンの自律性分泌を認めたため,レニン産生腫瘍と診断した.腹腔鏡下左腎部分切除術を施行し,病理組織では電子顕微鏡検査にて菱形のプロレニン顆粒を認め,傍糸球体細胞腫と診断した.術翌日より血圧,レニン活性ともに正常化し,術後半年の現在まで腫瘍,高血圧ともに再発を認めていない.傍糸球体細胞腫は稀ではあるが,手術により治癒が可能であり,若年性高血圧の鑑別診断として重要であると考えられた.
収録刊行物
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- 日本泌尿器科学会雑誌
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日本泌尿器科学会雑誌 105 (4), 202-206, 2014
一般社団法人 日本泌尿器科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205058037248
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- NII論文ID
- 130005104860
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- NII書誌ID
- AN00196577
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- ISSN
- 18847110
- 00215287
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- NDL書誌ID
- 025863868
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可