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- 滝口 雅文
- 熊本大学エイズ学研究センター ウイルス制御分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Selection of HIV escape mutants by CTL and adaptation of HIV to HLA class I
- サイボウ ショウガイセイ Tサイボウ CTL ニ ヨル トウヒ ヘンイ ウイルス ノ センタク ト HIV ノ シンカ
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説明
HIV特異的細胞傷害性T細胞(CTL)は,HIVの増殖している細胞を殺すことで体内でのHIVの増殖を抑制するが,これらのCTLの認識を阻害する変異を持ったHIV(逃避変異HIV)が出現すると,体内ではこれらの変異体が優位になると推定されていた.最近の世界9か所のコホートでの約2800人のHIV-1感染者を解析した最近の研究で,CTLからの逃避変異HIVが蓄積してきていることを明らかにした.このことは,HLAクラスIとの結合やCTLからの認識を傷害する変異を持ったHIVが選択され,HLAクラスIに適合するようにHINは進化していることを意味している.このような免疫から逃避するHIVの進化は,ワクチンの開発に大きな課題を提示した.
収録刊行物
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- ウイルス
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ウイルス 59 (2), 145-154, 2009
日本ウイルス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205078858752
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- NII論文ID
- 10026383329
- 130004470924
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- NII書誌ID
- AN00018808
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3cXjsFyjtro%3D
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- ISSN
- 18843433
- 00426857
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- NDL書誌ID
- 10543480
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- PubMed
- 20218323
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可