ウイロイド研究の新展開

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タイトル別名
  • Current progress in viroid research
  • ウイロイド ケンキュウ ノ シン テンカイ

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抄録

ウイロイドは小さな環状1本鎖RNA病原体で,宿主植物の転写系に依存して自律複製し,宿主の細胞内因子と干渉して病気を引き起こす.ユニークな分子構造を有するノンコーディングなウイロイドRNAは,病原性に関与する分子構造,細胞間或いは組織間のRNA輸送,分子進化と宿主適応など,様々なRNA機能を解析する魅力的な研究対象となっている.本稿では,新しいウイロイド病の流行,分子進化と宿主適応,そしてウイロイド感染で誘導されるRNAサイレンシングと病原性などに関する最新の研究を紹介する.

収録刊行物

  • ウイルス

    ウイルス 60 (2), 177-186, 2010

    日本ウイルス学会

参考文献 (130)*注記

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