有害鳥獣対策への社会科学の側面からのアプローチ

書誌事項

タイトル別名
  • A Social Sciences Approach to Harmful Wildlife Control
  • 有害鳥獣対策への社会科学の側面からのアプローチ : 持続可能な地産地消の制度構築にむけて
  • ユウガイ チョウジュウ タイサク エ ノ シャカイ カガク ノ ソクメン カラ ノ アプローチ : ジゾク カノウ ナ チ サンチショウ ノ セイド コウチク ニ ムケテ
  • ―持続可能な地産地消の制度構築にむけて―
  • <sub>―</sub>Towards the Establishment of a System for Sustainable Yield/Consumption<sub>― </sub>

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抄録

<p>野生鳥獣による農作物や林業生産物への被害が深刻さを増している。国は各都道府県に対策を行うよう命じ都道府県は「頭数管理計画」を策定した。各都道府県は地元猟友会や市町村などの協力により野生鳥獣を捕獲し個体数の適正管理に努めている。一方で鳥獣肉を食用として活用できないかという考え方の下に解体処理場などへの公的補助を行い食肉としての流通を試みている。 本論はこれらの制度の構築にあたり「法と経済学」の理論を用いて整理を試みようとするものである。 そこから得られる政策的含意として「農作物」へ有害鳥獣対策費を転嫁し内部化をはかるべきであるかこいわなで生け捕りし一時飼育を行うことで野生鳥獣と人間とがえさを取り合うことがなくなる一次飼育による肉質の安定がより選好を強める結果になるといったことを示しこの問題を解決する方策の最適な姿を示す。</p>

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