K線高架橋下部工の深礎掘削に伴うボイリングの発生事例と解析

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タイトル別名
  • A case study of boiling which occurred during construction of caisson type piles — K-line viaduct pier in Kitakyushu City —
  • Kセン コウカケハシ カブ コウ ノ シンソ クッサク ニ トモナウ ボイリング ノ ハッセイ ジレイ ト カイセキ

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抄録

地下水位の高い地点における掘削では,工事の大規模化や大深度化に伴い,三次元的な浸透流の集中が問題となる。北九州市のK線道路橋P2橋脚下部工において,深礎掘削を行ったときにボイリングが発生した。工事では,まず,長さ11.0mの鋼矢板Ⅲ型を用いて,平面形状(幅10.8m×長さ10.8m)に囲い込み,構内を深さ5m掘削し作業プラットフォームを構築した。次に,4ヶ所で外径2.5m,内径2.0m,高さ0.5mのリングを深さ13.5mまで手堀りで打ち込んでいき深礎を構築した。作業プラットフォームから深さ4.5~6.0m進んだところで,掘削底面の土粒子が吹き上がってきた。ここでは,本事例について,FEM浸透流解析及び浸透破壊安定解析を行い,浸透流況および浸透破壊特性について考察した。

収録刊行物

  • 地下水学会誌

    地下水学会誌 58 (2), 195-203, 2016

    公益社団法人 日本地下水学会

参考文献 (2)*注記

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