地中熱ヒートポンプが地下環境に与える影響

  • 斎藤 健志
    埼玉大学大学院理工学研究科 (独)科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)
  • 小松 登志子
    埼玉大学大学院理工学研究科 (独)科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST) 埼玉大学研究機構環境科学研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Towards sustainable use of ground source heat pump systems
  • - A review of impacts on subsurface environment -
  • ―持続的利用に向けて―

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説明

再生可能エネルギー技術として,世界的に注目されている地中熱ヒートポンプ(GSHP)について,特にその利用に伴う地温変化が地下環境に与える影響を中心に,その規制やガイドラインに関しても現状を整理した。その結果,GSHP の利用に伴い,地温変化が生じることはいくつか報告されているが,それが誘発する潜在的な環境リスクについては,ほとんど研究例がないことが明らかになった。GSHP の利用における温度規制値やシステム間の最小距離などは,現状で経験的な観点から設定されているが,今後の持続的な利用に向けては,包括的で科学的な研究に取り組み,その結果を基に地下環境への影響を防止するための規制やガイドラインを定めることが極めて重要である。

収録刊行物

  • 地下水学会誌

    地下水学会誌 56 (1), 15-25, 2014

    公益社団法人 日本地下水学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (13)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205082528256
  • NII論文ID
    130003396129
  • DOI
    10.5917/jagh.56.15
  • ISSN
    21855943
    09134182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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